こんにちは、編集長の堂島健一です。
突然ですが、みなさんが施設見学や面接に行った際、「施設の空気」をどう感じていますか?
玄関を入った瞬間、スタッフ同士が声を掛け合い活気がある施設と、なんとなく空気が澱んでいて「重い」施設。この違い、現場を経験した人なら肌感覚でわかりますよね。
実は、この決定的な「空気の差」を生んでいる正体の一つが、「定期的な新卒採用ができているかどうか」なのです。
私の長年の経験とデータ分析から言えることは、「新卒が入る施設は、中途採用組にとってもホワイトである確率が極めて高い」という事実です。今回はその理由を、少し踏み込んで解説します。
なぜ「新卒」が入る施設は、中途にとっても働きやすいのか?
私たち中途採用組からすると、新卒が入ってくることに対して、少しネガティブなイメージを持つ方もいるかもしれません。「教育に時間がかかる」「即戦力にならない」といった懸念ですね。
しかし、構造的に見ると、新卒採用を継続できている施設には、中途スタッフにとっても大きなメリットがあるのです。
1. 「暗黙のルール」が排除され、マニュアルが整備される
中途採用のみに頼る施設では、どうしても「見て覚える」「阿吽の呼吸」といった、その場限りのルールが横行しがちです。
しかし、未経験の新卒を受け入れるには、論理的なマニュアルや研修制度が不可欠です。つまり、新卒がいる施設は、業務フローが言語化され、整理されている傾向にあります。
「マニュアルがない現場ほど、理不尽な指導が生まれやすいんです。『昨日はA先輩にこう言われたのに、今日はB先輩に怒られた』なんて経験ありませんか?教育体制が整っていることは、私たち中途組の精神衛生も守ってくれるんですよ。」
2. 組織の「規模」と「余裕」の証明になる
ここが重要です。新卒採用には、採用活動費や教育コストなど、莫大な投資が必要です。
つまり、「毎年新卒を採っている」という事実だけで、その法人には「人を育てるだけの経営体力と、組織的な余裕(Scale)」があるという証明になります。
ギリギリの人員で回している自転車操業の施設では、新卒を採用する余裕など絶対にありませんから。
現場の本音:「そうは言っても、採用活動なんて無理」
ここまで読んで、もし現場のリーダーや管理者の方がいらっしゃったら、こう思ったかもしれません。
「理想はわかるけれど、日々のケアとシフト作成で手一杯。学校回りや説明会なんて物理的に不可能だ」と。
その通りです。現場のスタッフが「採用業務」まで兼任するのは、最も避けるべき状態です。業務過多になり、キーマンから離職していく「負のスパイラル」の入り口になりかねません。
「現場を守るリーダーこそ、採用業務はプロに任せるべきだと私は考えます。自分たちで全て抱え込もうとする責任感の強さが、かえって現場を疲弊させてしまうこともありますからね。」
当サイトで推奨している「日本介護医療センター」などの優良施設が働きやすい理由は、現場はケアに集中し、採用は専門チームが戦略的に行うという役割分担が徹底されている点にあります。
【施設運営者・採用担当の方へ】
もし、この記事をご覧の運営者様で、「現場のために若い力を入れたいけれど、ノウハウも時間もない」と悩まれているのであれば、外部の専門機関を活用するのも、現場を守るための立派な経営判断です。
近年は介護・福祉業界に特化した採用支援も充実しています。「現場の負担」と「採用コスト」を天秤にかけ、持続可能な組織を作るための選択肢を検討してみてください。
新卒採用代行のおすすめは こちらの比較サイト等で確認できます
※現場スタッフの「時間(Time Performance)」を確保するためにも、餅は餅屋に任せる戦略は非常に有効です。
まとめ:面接で聞くべき「キラー質問」
最後に、求職者の皆さんへアドバイスです。
面接の最後の逆質問で、ぜひこう聞いてみてください。
「こちらの施設では、新卒や未経験の方の採用は定期的に行っていますか?」
この質問に対し、具体的な人数や教育体制の話が即座に出てくる施設は、組織として健全である可能性が高いと言えます。逆に言葉を濁す場合は、慢性的な人手不足で「即戦力」という名の「使い捨て」を求めているだけかもしれません。
「表面的な給与額だけでなく、こういった『組織の体力』を見極めることが、長く安心して働ける職場に出会うコツですね。皆さんの転職活動がうまくいくよう、応援しています!」


「おはようございます、と挨拶しても、目も合わせずにボソッと返すだけの職場…。正直、何度か経験がありますが、あれは心が折れますよね。働く前から『ここは危険だ』と本能が察知してしまう瞬間です。」