枚方市の介護の今は、高齢化率が約29.3%、要介護認定者が計画の見込みを上回る2万3千人台に達し、2040年に向けて需要が伸び続ける状態です。ただし求人の質は施設・在宅・医療連携型で分かれ、職場選びには種別ごとの見方が要ります。
「介護は人手不足だから、枚方ならどこを選んでも同じように働けるんじゃないの?」
転職を考え始めた方から、こうした質問をよく受けます。たしかに数字だけ見れば介護職は引く手あまたですが、「求人が多い」ことと「働きやすい職場が多い」ことは別の話なんです。
この記事では、枚方市と大阪府、国の公的データをもとに、枚方の高齢化と要介護認定の推移、市の介護保険事業計画の中身、介護人材の需給を整理します。そのうえで、サービス種別ごとに求人の質がどう分かれるかを、枚方で働く・転職する人の目線で読み解きます。
- 高齢化枚方市の高齢化率は約29.3%で、65歳以上の約6割を75歳以上が占める段階です。
- 要介護認定枚方市の認定者数は令和7年に23,877人となり、第9期計画の見込みを約4%上回るペースです。
- 施設整備第9期の新規整備は特養10床・介護医療院50床などに限られ、募集に応募がなかった整備枠も複数あります。
- 人材需給大阪府の介護職員は2026年度に約2.4万人の需給ギャップが推計され、訪問介護の求人倍率は15倍を超えます。
- 求人の質需要増の恩恵はサービス種別で偏りがあり、実働時間・医療連携・組織の安定性で職場を見分けることが大切です。
※ 枚方市「年齢別性別人口表」(令和8年10月1日)、「ひらかた高齢者保健福祉計画21(第9期)」と同計画の進捗資料(令和8年度)、厚生労働省、大阪府、大阪労働局(令和8年8月分)、介護労働安定センター(令和7年度調査)をもとに編集部作成。
枚方市の介護保険事業計画とは|第9期の位置づけと第10期の策定状況
枚方市の介護保険事業計画は、介護保険法にもとづく介護保険事業計画と老人福祉計画を一体にした「ひらかた高齢者保健福祉計画21」のことです。3年ごとに見直され、介護サービスの見込量、施設の整備数、介護保険料を定める、市の介護の「設計図」にあたります。
第9期計画(令和6〜8年度)の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | ひらかた高齢者保健福祉計画21(第9期) |
| 計画期間 | 令和6年度〜令和8年度(2024〜2026年度) |
| 基本理念 | 高齢者が生きがいをもち、自分らしく暮らすことのできるまちづくり |
| 日常生活圏域 | 小学校区を基本単位とした13圏域 |
| 地域包括支援センター | 13か所(各圏域を担当する委託型センター) |
| 介護保険料(基準月額) | 6,276円(第1号被保険者・第5段階) |
出典:ひらかた高齢者保健福祉計画21(第9期)について(枚方市)、高齢者サービスの手引き 令和8年4月版(枚方市)(取得日:)
事業所を指定・指導するのは枚方市
枚方市は中核市のため、居宅サービス、居宅介護支援、地域密着型サービス、施設サービスなど介護保険事業者の指定や指導の事務を市が自ら担っています。大阪府の権限一覧でも、枚方市の欄はすべて「市」と整理されています(大阪府:介護保険法等に基づく事業者指定等の権限について)。
働く側から見ると、枚方市内の事業所は人員や運営の基準を枚方市の条例で定められ、市の実地指導を受けているということです。市の担当は健康福祉部 福祉指導監査課です。
第10期計画(令和9〜11年度)はいま策定の最中
次期の第10期計画は令和9〜11年度を対象に、2026年度中の策定に向けて作業が進んでいます。市の資料によると、令和7年度に高齢者向けの4種類の実態調査を行い、令和8年9月30日の社会福祉審議会高齢者福祉専門分科会で骨子案が示されました。
- 令和7年9月〜12月:在宅介護実態調査、介護予防・日常生活圏域ニーズ調査などの実施
- 令和8年6月・9月:専門分科会で調査結果と骨子案を審議
- 令和8年11月〜12月:素案の報告と市民意見の聴取(予定)
- 令和9年1月〜3月:審議会の答申、計画の策定、介護保険条例の改正(予定)
出典:ひらかた高齢者保健福祉計画21(第10期)の策定等について(枚方市・令和7年8月27日 市民福祉委員協議会資料)、枚方市社会福祉審議会高齢者福祉専門分科会(枚方市)(取得日:)
骨子案では、在宅生活を支えるサービスの整備の検討や、労働環境・処遇改善などの人材確保策を大阪府と連携して広域的に進める方向が示されています。具体的な整備数や推計値は、令和8年10月時点の骨子案ではまだ空欄です。
データで見る枚方市の高齢化と要介護認定|2040年までの推計
枚方市の高齢化は、高齢者の「数」よりも「年齢の中身」が変わる段階に入っています。65歳以上の人数は横ばいに近い一方で、75歳以上と要介護認定者は増え続け、2040年には高齢化率35.6%が見込まれています。
最新の人口と高齢化率(令和8年10月1日)
| 区分 | 人数 | 総人口に占める割合 |
|---|---|---|
| 総人口 | 389,844人 | - |
| 15〜64歳 | 231,634人 | 約59.4% |
| 65歳以上 | 114,382人 | 約29.3% |
| うち75歳以上 | 71,651人 | 約18.4%(65歳以上の約62.6%) |
| うち85歳以上 | 21,767人 | 約5.6% |
出典:年齢別性別人口表(1歳階級)令和8年10月1日(枚方市)(性別年齢別人口 2026年(令和8年))。75歳以上・85歳以上と各割合は1歳階級の値から編集部が算出(取得日:)
2040年までの将来推計
| 年 | 総人口 | 65歳以上 | 75歳以上 | 高齢化率 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年(実績) | 394,890人 | 114,067人 | 64,818人 | 28.9% |
| 2030年(推計) | 375,992人 | 114,709人 | 71,573人 | 30.5% |
| 2040年(推計) | 338,622人 | 120,408人 | 63,843人 | 35.6% |
出典:ひらかた高齢者保健福祉計画21(第9期)第2章(枚方市)。各年10月1日時点(取得日:)
計画の推計では、高齢者に占める75歳以上の割合は2023年の56.8%から2030年に62.4%へ上がり、2040年には53.0%に下がります。2030年前後は「介護が必要になりやすい年代」の比率が最も高くなり、2040年にかけては総人口が減るなかで65〜74歳が再び増えて高齢化率が押し上げられる流れです。
要介護(要支援)認定者数の実績と推計
| 年度 | 計画値 | 実績値 | 認定率(実績) |
|---|---|---|---|
| 令和5年度(2023) | 22,248人 | 22,233人 | 19.55% |
| 令和6年度(2024) | 22,561人 | 23,190人 | 20.37% |
| 令和7年度(2025) | 22,987人 | 23,877人 | 20.98% |
| 令和8年度(2026) | 23,601人 | - | - |
| 令和22年度(2040) | 26,945人(推計) | - | - |
出典:ひらかた高齢者保健福祉計画21(第9期)の進捗状況について(枚方市・令和8年度第1回高齢者福祉専門分科会資料1)、同計画 第4章。実績値は各年度10月1日時点。認定率は第1号被保険者に占める認定者(第1号・第2号)の割合(取得日:)
令和7年度の実績23,877人は、令和8年度の計画値23,601人をすでに超えています。第9期の初年度から実績が計画を上回り続けており、認定者の増加は市の想定より速いペースで進んでいます。
どのサービスの利用が伸びているか
| サービス | 令和7年度 計画値 | 令和7年度 実績値 | 対計画比 |
|---|---|---|---|
| 定期巡回・随時対応型訪問介護看護 | 672人 | 935人 | 139.1% |
| 小規模多機能型居宅介護 | 1,872人 | 2,025人 | 108.2% |
| 認知症対応型共同生活介護(グループホーム) | 5,352人 | 5,611人 | 104.8% |
| 介護老人福祉施設(特養) | 13,968人 | 14,179人 | 101.5% |
| 訪問介護 | 70,404人 | 66,248人 | 94.1% |
| 通所介護 | 44,016人 | 39,205人 | 89.1% |
| 看護小規模多機能型居宅介護 | 288人 | 160人 | 55.6% |
出典:ひらかた高齢者保健福祉計画21(第9期)の進捗状況について(枚方市)。単位は資料の表記どおり「人」。令和7年度実績は介護保険事業状況報告(月報)による(取得日:)
計画を大きく上回ったのは、24時間体制で訪問介護と訪問看護を組み合わせる定期巡回・随時対応型訪問介護看護です。一方、訪問介護と通所介護は計画を下回り、利用の伸びは市の想定より緩やかです。計画との差が生じた理由は資料には書かれていません。
枚方で働く介護職への影響|施設整備・人材需給・市の支援策
枚方で働く介護職への影響は、「新しい施設が次々にできて求人が増える」形ではなく、「既存事業所の人手不足が深まり、在宅・医療連携型の担い手が特に求められる」形で表れています。施設整備の進み具合と人材需給のデータが、その実態を示しています。
第9期の施設・サービス整備の進み具合
| サービス | 第9期の整備計画 | 令和7年度までの状況 |
|---|---|---|
| 介護老人福祉施設(特養) | 10床(併設ショートステイからの転換) | 令和6年度に事業者選定 |
| 地域密着型介護老人福祉施設 | 1か所29床 | 応募なし |
| 介護医療院 | 1か所50床 | 令和6年度に事業者選定 |
| 特定施設入居者生活介護(介護付き有料老人ホーム) | 80床 | 応募なし |
| 小規模多機能型居宅介護 | 1か所 | 応募なし |
| 看護小規模多機能型居宅介護 | 1か所 | 応募なし |
| 定期巡回・随時対応型訪問介護看護 | 2か所 | 令和6年度に事業者選定 |
| 認知症対応型共同生活介護(グループホーム) | 新たな整備は見込まず(既存定員で充足) | - |
出典:ひらかた高齢者保健福祉計画21(第9期)第4章(枚方市)、同計画の進捗状況について(枚方市)(取得日:)
第9期で新たに生まれる施設の定員は小さく、整備枠の半数以上は募集に応募がありませんでした。新規開設にともなう大量採用は第9期では限られるため、働き口を探す場面では既存事業所どうしを比べることが中心になります。
大阪府全体の介護人材の需給
| 区分 | 2022年度(実績) | 2026年度 | 2040年度 |
|---|---|---|---|
| 介護職員の必要数(大阪府) | 193,974人 | 215,481人 | 235,210人 |
| 現状推移の場合の介護職員数(大阪府・参考) | - | 191,186人 | 173,333人 |
| 介護職員の必要数(全国) | 約215万人 | 約240万人 | 約272万人 |
出典:第9期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数(都道府県別)別紙5(厚生労働省)、第9期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について(厚生労働省・令和6年7月12日)(取得日:)
大阪府の高齢者計画2024では、府内の介護人材の需給ギャップを2026年に24,294人、2030年に40,654人と推計しています(大阪府高齢者計画2024 概要版)。枚方市単独の需給推計は、市の公表資料では確認できませんでした。
大阪の介護職の求人倍率(令和8年8月)
| 職業 | 有効求人倍率(パート含む) | フルタイム | パートタイム |
|---|---|---|---|
| 職業計(全職業) | 1.00倍 | 1.02倍 | 0.97倍 |
| 介護関連(小計) | 4.26倍 | 3.79倍 | 4.96倍 |
| 施設介護の職業 | 3.32倍 | 2.78倍 | 4.10倍 |
| 訪問介護の職業 | 15.04倍 | 13.99倍 | 15.88倍 |
出典:職業別有効求人倍率表 令和8年8月(大阪労働局)(職種別有効求人倍率及び求人求職賃金)。ハローワークの取扱分で、府全体の値(取得日:)
全職業の倍率が1.00倍のなかで、介護関連は4倍を超え、訪問介護は15倍台です。これは大阪府全体の値で、枚方市単独の職業別求人倍率は公表資料で確認できませんでした。それでも、在宅サービスの担い手確保が府内共通の大きな課題であることは、この倍率の差からはっきり読み取れます。
全国の採用率・離職率(参考)
介護労働安定センターの令和7年度介護労働実態調査(調査対象基準日:令和7年10月1日)では、訪問介護員と介護職員を合わせた採用率が14.6%、離職率が12.4%でした。従業員が不足していると答えた事業所は65.8%で、訪問介護員に限ると82.9%と7職種で最も高い水準です(令和7年度 介護労働実態調査 結果の概要)。
離職率は29歳以下で17.3%と他の年代より高く、若い世代の定着が全国共通の課題です。これは全国値で、枚方市単独の離職率は公表されていません。
枚方市が行っている介護人材確保の取り組み
- 介護保険サービス事業者連絡会の就職フェアや、大阪府社会福祉協議会の就職相談会・面接会への支援
- こども介護体験の開催(令和7年度は6回・73人参加)
- 生活援助の担い手となる生活支援員の養成研修(修了者は令和7年度までの累計1,047人)
- 介護事業者の文書負担を減らす電子申請・届出システム(令和7年3月開始)
- ケアプランデータ連携システムの導入支援(市内の利用率は令和7年6月時点で3%)
- 若年者奨学金返還支援補助金(介護福祉士として市内で働く人も対象)
出典:ひらかた高齢者保健福祉計画21(第9期)の進捗状況について(枚方市)、同計画(第10期)骨子案 概要(枚方市)、同計画(第10期)の策定等について(枚方市)、枚方市若年者奨学金返還支援補助金(枚方市)(取得日:)
奨学金返還支援は、市内に住む35歳未満で、常用労働者数1,000人未満の社会福祉法人・医療法人に正規雇用され、介護福祉士などの資格で市内の事業所に勤める人などが対象です。返還額の2分の1(年9万円が上限、最長5年間)が補助され、令和8年度分は令和8年10月1日から令和9年2月26日まで受け付けています(先着順)。
一方、枚方市独自の介護資格の取得費用助成は、今回確認した市の公表資料では見当たりませんでした。資格取得の支援は、大阪府や国の制度、事業所ごとの支援制度を確認するのが現実的です。
堂島の視点|サービス種別で分かれる「求人の質」の読み方
堂島の視点で言えば、枚方の介護需要の伸びは「どこでも売り手市場」を意味しません。施設・在宅・医療連携型でデータの動きが違う以上、求人の質も種別ごとに分かれるので、実働時間・医療連携・組織の安定性の3つの軸で職場を見分けることが大切です。
| 種別 | データから見える状況 | 求人の質の分かれ目(堂島メソッド) |
|---|---|---|
| 施設(特養・グループホーム・介護付き有料など) | 利用は計画どおり〜やや上回る。第9期の新規整備は小規模で、応募なしの枠も多い | 新設ラッシュがない分、既存施設の欠員補充が中心。夜勤回数と休憩の実態(実働時間)、離職状況と管理者の在籍年数(組織の安定性)で差が出る |
| 在宅(訪問介護・通所介護) | 需要はあるが訪問介護・通所介護とも計画を下回る。府の訪問介護の求人倍率は15倍台 | 求人は最も多い一方、移動時間や記録時間が給与の対象かどうかで実働時間の負担が大きく変わる。サービス提供責任者の配置と同行研修の有無も確認したい |
| 医療連携型(定期巡回・看多機・介護医療院など) | 定期巡回の利用は計画の約1.4倍。介護医療院50床は整備が決定。看多機は計画の約半分 | 医療的ケアや看護職との連携の経験が評価されやすい分野。夜間オンコールの体制や、看護職の人数(医療連携)と事業の運営年数(組織の安定性)を確認したい |
出典:データ欄はひらかた高齢者保健福祉計画21(第9期)の進捗状況について(枚方市)、職業別有効求人倍率表 令和8年8月(大阪労働局)による。右欄は編集部の見解(取得日:)
施設系:新設が少ない時期こそ「中身」で選べる
第9期の枚方では、特養の新設は10床の転換分にとどまり、介護付き有料老人ホーム80床や地域密着型特養29床の募集には応募がありませんでした。新しい施設のオープニング求人に頼れない分、既存施設を比べて選ぶことになります。
比べるときは、給与の額面より夜勤の回数と休憩が実際に取れているか、退職者がどのくらい出ているかを見てください。職員の退職者数や経験年数は、厚生労働省の介護サービス情報公表システムで事業所ごとに確認できます。
在宅系:求人が多いほど「実働時間」の差が大きい
訪問介護は府内の求人倍率が15倍を超え、求職者側から見ると選び放題に近い状態です。ただし同じ時給でも、移動時間や記録の時間が賃金に含まれるか、直行直帰ができるかで、実際に拘束される時間はまったく違ってきます。
医療連携型:伸びている分野ほど「体制の安定」を確かめる
定期巡回・随時対応型訪問介護看護の利用は計画を大きく上回り、介護医療院の整備も決まりました。医療的ケアに関わった経験がある人には選択肢が広がる分野ですが、看護小規模多機能型居宅介護は利用も整備も計画に届いていません。新しい事業所ほど、夜間の連絡体制や看護職の人数が求人票の説明どおりかを確かめる必要があります。
データを求人選びにつなげる方法
データを求人選びにつなげる方法は、「伸びる種別を知る」「実働時間・医療連携・組織の安定性で職場を絞る」「公表情報と求人票を突き合わせる」の3段階です。市全体の数字は方向性を示すだけなので、最後は事業所ごとの情報で判断します。
- 自分の経験と希望が施設・在宅・医療連携型のどれに合うかを決める
- 候補の事業所の夜勤体制、移動時間の扱い、看護職の配置を求人票と面接で確認する
- 介護サービス情報公表システムで、従業者数や退職者数などの公表情報を確かめる
- 処遇改善加算の取得状況と、給与への反映のされ方を確認する
枚方市内の事業所を、実働時間・医療連携・組織の安定性の軸で比べた結果は、枚方市の介護求人おすすめランキングにまとめています。公表情報の具体的な調べ方は介護サービス情報公表システムで人員体制・離職状況を調べる方法で、給与面は介護職員等処遇改善加算と求人票の読み方で解説しています。
よくある質問
Q. 枚方市の介護保険事業計画とは何ですか?
A. 枚方市の介護保険事業計画は、老人福祉計画と一体で「ひらかた高齢者保健福祉計画21」として3年ごとに策定される計画です。現行の第9期は令和6〜8年度で、介護サービスの見込量、施設の整備数、介護保険料などを定めています。
Q. 枚方市の高齢化率は何%ですか?
A. 枚方市の高齢化率は、市の年齢別性別人口表(令和8年10月1日)で総人口389,844人のうち65歳以上が114,382人で、約29.3%です。市の第9期計画は、2040年に35.6%まで上がると推計しています。
Q. 枚方市の要介護認定者数は増えていますか?
A. 枚方市の要介護(要支援)認定者数は増えており、令和7年10月1日時点で23,877人と、第9期計画の見込み22,987人を約4%上回りました。計画では2040年度に26,945人まで増えると推計しています。
Q. 枚方市で介護職の求人はこれから増えますか?
A. 枚方市の介護職の需要は、後期高齢者と認定者の増加で中長期的に続く見込みです。ただし第9期の新規施設整備は小規模なため、既存事業所の欠員補充や、訪問介護・医療連携型の在宅サービスが求人の中心になる見込みです。
Q. 枚方市で介護職が使える市の支援制度はありますか?
A. 枚方市で介護職が使える市の制度の一つが、若年者奨学金返還支援補助金です。市内在住の35歳未満で、社会福祉法人や医療法人に正規雇用され介護福祉士として市内で働く人などが対象で、返還額の2分の1(年9万円上限)を補助します。
まとめ
枚方市の介護は、高齢化率約29.3%、要介護認定者23,877人と計画を上回るペースで需要が伸びる一方、新規施設の整備は小さく、人材不足が既存事業所と在宅サービスに集中している状況です。需要増はどの職場にも等しく恩恵をもたらすわけではありません。
- 75歳以上は65歳以上の約6割を占め、2040年に高齢化率は35.6%に達する見込み
- 第9期は特養10床・介護医療院50床などの整備にとどまり、応募のない整備枠も複数ある
- 大阪府の介護関連の求人倍率は4.26倍、訪問介護は15.04倍(令和8年8月)
- 第10期計画(令和9〜11年度)は令和8年度中に策定予定で、11月以降に素案が示される
枚方で働く・転職するなら、施設・在宅・医療連携型の違いを踏まえたうえで、実働時間・医療連携・組織の安定性の3つの軸で職場を見比べることが、納得できる転職への近道です。


施設長時代、市の介護保険事業計画は毎期欠かさず読んでいました。どのサービスをどれだけ増やすかが書いてあるので、数年後の採用競争や人の流れがある程度読めるんです。
この記事では、求職者の方にもその読み方をお伝えします。データは公的な一次資料だけを使い、数字ごとに時点と出典を添えました。